「プロポーズされたら〇〇!」
というキャッチフレーズにもある通り、結婚が決まったお二人が一度は手にとる結婚情報誌。
そこには、結婚や結婚式に関するHow toが沢山書かれていたり、式場の情報も数多く掲載されていますが、
「フェア別冊」が毎月必ずセットでついてきます。
各式場で行われているブライダルフェア、
どんな種類があって、選ぶ時はどんなことに注意して、参加した時はどこをチェックすべきか、
ここにまとめてみました。
目次
ブライダルフェアの種類
ブライダルフェアには、いくつかの種類があります。
1:試食付フェア
式場見学と相談、そして試食が付いたものです。
今は、ほとんどの式場で、平日・週末関わらず、行われています。
試食の内容は、さまざまですので、↓でまた改めてご紹介します。
2:いろいろな体験が一度にできるフェア(“ビックフェア”という名称で打ち出される場合も多いです)
式場見学と相談、プラス、試食やドレス試着、模擬挙式や模擬披露宴など、
さまざまな体験が一度にできるものです。
1カ月に1回程度行っている式場が多く、一方で毎週のように行っている式場もあります。
3:少人数フェア・パパママ婚フェア・マタニティ婚フェアなど
こういった特定の希望のあるターゲット向けにフェアを打ち出している式場もありますが、
内容とすれば、1もしくは2と同様です。
ただ、そういった方がフェアを探した時に「自分にぴったり!」と思ってもらえるように、
フェアタイトルにも対象となる方を組み込んでいたりします。
4:ナイトフェア・クイックフェア
お仕事帰りの方用に行っている場合が多く、
多くが短時間での見学となっています。
どうしてもふたりで休みが合わない場合や、早く退社できる曜日がある方にとっては良いですね!
試食付ブライダルフェア、「試食」の種類
“お料理はゲストへの最大のおもてなし”と考え、
式場を決める上で、大きなポイントとされるおふたりも多いのではないでしょうか。
だからこそ、式場側も試食にはとても力を入れています。
どんな試食が行われているのかご紹介します。
フルコース試食
写真:グランドニッコー東京 台場
“【3,000円相当のギフトカード付★地上100mの絶景×無料フルコース試食】美食堪能フェア”
内容:フランス料理だとしたら、前菜・スープ・魚料理・肉料理・デザート
時間:1時間半ほど
料金:無料がほとんど。有料の場合でも2人で3,000円~5,000円程度が多い。
良さ:全体的なボリュームやバランスまで確認ができ、さらにサービスマンのクオリティの確認もできる。
実施式場:ホテル・専門式場・ゲストハウス・レストランいずれも開催するが、頻度は他の試食と比べるとやや少なめ。
ミニコース試食(ハーフコース試食)
写真:ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル
“テイスティングフェア”
内容:前菜・メインディッシュ・デザート
時間:1時間ほど
料金:ほぼ無料
良さ:短い時間で、式場の味をある程度確認することができる。
実施式場:ホテル・専門式場・ゲストハウス・レストランの多くが開催している。
ワンプレート試食
写真:ホテルニューグランド“オードブルからデザートまで!伝統の人気料理を一皿で無料試食 海を望む最上階地上70mのスカイチャペルドラマチック会場見学フェア”
https://www.hotel-newgrand.co.jp/wedplan/
写真:帝国ホテル東京
“[愛されつづける極上の一皿を体感]厳選和牛のローストビーフ無料試食付きフェア”
内容:
①1皿にいくつかの料理が一口ずつ載っている
②その式場の名物料理
時間:30分ほど
料金:ほぼ無料
良さ:見積もりを作ってもらっている時などに、サクッと試食しながら待つことができる
実施式場:ホテルが多い。特に伝統料理(ローストビーフやコンソメスープなど)をもつ老舗ホテルで多く見られる印象。
レストラン試食
写真:浦安ブライトンホテル東京ベイ
“★口コミで人気★無料ランチ!チャペル&見学フェア”
内容:ブッフェ料理
時間:1時間ほど
料金:無料
実施式場:ホテル。平日の日中に来館した新郎新婦のためにホテルの味を知ってもらおうという意図で開催されている印象。
デザート試食
写真:横浜ベイホテル東急
“ホテルメイド絶品スイーツ試食フェア(平日は試食も可)”
内容:デザート・コーヒー
時間:30分ほど
料金:無料
実施式場:ホテル。午後から夕方にかけてらい来館した新郎新婦のために、サロンで出されたり、ホテルのラウンジなどで召し上がっていただく。
試食付ブライダルフェアを【選ぶ時】のポイント
試食付ブライダルフェアを選ぶ時、webなどで詳細を確認すると思いますが、
一体、何を試食できるのか、詳しく書いていない場合も多いので、そういった場合は、式場に問い合わせてみましょう。
さらに、“過大表記”にも注意が必要です。
例)
「黒毛和牛&フォアグラの豪華試食」→ 一口づつ食べられるだけ
「オールスター料理試食」→ 前菜とメインディッシュとデザートが一口づつワンプレートにのせてあるだけ
「ホテル豪華試食」→ レストランのブッフェ料理が試食
といったことも多々あります。
こういったことを念頭におきながら、
まず、自分たちが試食をする目的を明確にすることが大切です。
✓式場の味を確かめたいのか
✓ボリュームを確認したいのか
✓見積もり内の料理のクオリティを知りたいのか
✓お腹を満たしたいのか
目的に一番マッチするフェアを選びましょう。
試食付ブライダルフェアに【参加した時】のポイント
試食内容の確認
試食をした料理が、いくらのコースだったのか確認することをオススメします。
フェアでは、式場で最高級のコースを出すことも多いです。
試食した料理が良くて会場を決めたのに、初期見積もりの金額から、かなりアップしてしまった、
ということにならないように、あらかじめ確認しましょう。
イレギュラー対応
おそらく全ての式場がアレルギー対応はしてくれます。
ただ、そのほかにも妊婦さんの料理は、アルコールやカフェイン、生魚など変更してくれるか、や、
年配のゲストのお料理は一口サイズにカットしてくれるか、など
聞いてみても良いと思います。
サービススタッフ・シェフの対応
おふたりと主に接するのはウエディングプランナーですが、
結婚式当日、ゲストが接する時間が多いのは、サービススタッフです。
サービスや気遣い、言葉遣いなどの対応がきちんとしているか、チェックしておくことも大切です。
その他
・料理
美味しさ・ボリューム・温かさ/冷たさ・パンの美味しさ(←意外と重要!)
・ドリンク
アイテム・サービスのタイミング
・新郎新婦の料理
パーティー後食べられるのか
その他フェアで確認したほうが良いポイント
フェアはプランナーさんが式場の案内や見積もりの説明など沢山の案内をしてくれますが、
こちらから尋ねないと話題には上がらない場合が多く、けれど重要なポイント
があります。
これを締めくくりにお話ししたいと思います。
ルールについて(持込料・著作権に基づく音楽使用)
既にご存知の方も多いと思いますが、式場ごとに「持込料」のルールがあります。
式場は基本的には、提携企業(自社)のアイテムを選んでもらうことを前提としているため、
アイテム(衣裳や引出物など)を持込出来るか、出来ないか。
出来る場合でも費用がかかるか。
持ち込んでも、提示されている様々な特典は適応されるか。ぜひ確認してみてください!
また音楽についても、現在ほとんどの式場がCDの原盤持参を基本としており、サビ出しなどCD途中からの使用はNGという対応です。
ただ式場独自で著作権フリーの音源を用意している場合もあります。
さらに、プロフィールムービーやエンドロールには、著作権料を払うことで好きな音楽が選べるかどうか、ということや、
結婚式当日の記録ムービーも、実は当日の音が著作権に触れないものに差し替えられたり、そもそもダイジェストムービーしか扱っていない、という式場もありますので、
しっかり確認することをオススメします。
結婚式の支払いについて
結婚式の支払い方法もいくつかのパターンがありますので、事前に確認することをオススメします。
例えば、
・結婚式7日前までに全額振込
・結婚式7日前までに全額現金、またはクレジットカード、または銀行振込
が多く、ホテルではクレジットカードが使える場合も多いです。
(限度額については、結婚式の支払いの場合、審査の後、支払いをする一定期間のみ限度額をあげてくれる場合も!)
それ意外にも
・申込金・中間金・そして残金という形で何回かに分けて支払いをするパターン
・総額の半額は事前に支払い、残りは結婚式当日に支払いができるパターン
・式場提携などのブライダルローンを紹介いただき、後日払いというパターン
などさまざまです。
ウエディングプランナーについて
自分たちの結婚式、
「どこで行うのか」も大切ですが、
「誰と作るのか」も大切ですよね。
見学時、案内してくれたプランナーが、結婚式当日まで担当する場合と、そうでない場合があります。
それぞれの体制に良しあしはありますが、
あらかじめどちらの体制なのか確認しておくと安心です。
まとめ
フェアへの参加は、結婚式という難しい買い物をするための下見です。
結婚式の形も見えない、
価格も確定されないまま、
「契約」からはじめなければならない、結婚式という買い物は、
より慎重にさまざまなことを確認しましょう。
皆様が素敵な式場と出会えますように。