結婚式の準備には数か月~1年(中にはそれ以上!)かかります。いえ、かけることが出来るのです。
なのに、まるで、「夏休みの宿題」かのように、数日前になってから、バタバタバタバタ、しちゃうものなんですよね。。。
ご新郎ご新婦にそんな思いをさせたくない、プランナー歴20年の私から、3つのアドバイスをさせてください。簡単なことです!
手書きのメッセージカード
結婚式に出席して、自分の席に、自分のためだけに書いてくれたメッセージカードがあると、本当に嬉しいですよね。それを見ただけで、最初から泣いちゃいます。新郎新婦がまだ登場もしていないのに。。そんな経験をしたことがあるからこそ、自分が結婚式をするときには、ゲストひとりひとりにメッセージを書いてあげたい、その気持ち分かります!!
でも、ひとりひとりにメッセージを書くって、想像以上に時間がかかるんです。
どんなカードにメッセージを書きたいと、考えていらっしゃいますか?
よく見かけるのは、席札の裏ですよね。カードを別に購入する必要もなくて経済的だし、誰宛のメッセージなのか、一目瞭然で便利。でも、ここに落とし穴があるんです!!
席札って、いつ印刷しますか?通常は、出席者が確定する頃(結婚式の約1か月前)ですよね。そのころは、他にもやりたい事がたくさん!あっという間に直前になってしまいます。そして、慌てて書くから、間違えてしまったり、書きたいことがまとまらずに、書ききれなくなったり。。。
そうしたら、席札の印刷しなおしですね。手作りしている方はまだいいですが、印刷業者さんにお願いしている方は送料もかかったりしますよ。そこで、私からのアドバイス!
✓メッセージは席札に直接書くのではなく、別紙を用意する
✓招待状を出し終わったら、メッセージカードを少しずつ書き始める
席札が出来上がってくるのを待っているから書き始めが遅くなるんです。招待状を出し終わったら(2~3か月前)取り掛かりましょう!そのためには、別紙でなければなりません。席札のサイズが決まっていたら、それに貼れるようなサイズのカードにするか(よく前日に新郎新婦と一緒に両面テープで貼っていました。。)、あるいは、全く別のカードにすればいいですね。予備も購入しておきましょう。まずは、書くことがそんなに膨らまない(失礼!)遠い親戚とか、幼いこどもたちからスタートすれば、感覚がつかめてきます。別紙にすることで、間違えても「あ~↓↓↓」ってならないからメンタルにもいい♡
親族の席配置と引出物
はい、これ!直前になって、親と喧嘩する原因№1
プランナーあるある⇒『新郎の母ですが、息子もお嫁さんも、何も連絡してこないんだけど、うちの親戚の席ってもう決まっていますか?引出物は??息子には電話したって、黙っておいてくださいね』っていうお電話。。。
ご新郎ご新婦は、親に迷惑をかけないように、自立した自分たちの姿を見せたいと頑張っていらっしゃるのですが、実はご両親はそれが寂しいんですね。そして、間に挟まれるプランナー(笑)
親戚同士の微妙な関係とか、ご新郎ご新婦にはまだわからないことってきっとあると思うんです。引出物は、他の親族の結婚式ではどんなものをもらったかとか、その家の好みとか、長年の経験によってご両親には培われてきたものがあるんです。直前で親に反対されて、喧嘩して、メンタルダウンなんてしてほしくないんです。そこで、私からのアドバイス!
✓親族の席配置と引出物選びはご両親にお願いする
✓なぜ、その配置がいいのか、その引出物がいいのか、ご両親に聞いて学びましょう
結婚式の準備って、夫婦になる準備でもあります。まずは自分の親戚のことを詳しく知る。そしてもちろん、お相手の親戚のことを教えてもらう。とてもいい機会です。結婚式の準備がなければ、そんな機会はめったにないですよ。これで、お相手のご両親ともぐっと仲良くなれます!
お車代の準備
これは、当日の受付がバタバタする原因№1
プランナーとして、困った経験があります。受付を過ぎたあたりに、お車代が入った祝儀袋(ポチ袋)が落ちていたんです。受付で席次表や二次会の案内などと一緒にお車代をもらったゲストが、ついうっかり手から滑らせてしまったのでしょうね。そこには何も書いてありません。いったいどなたのものかが分からないんです。。。お車代をもらう予定だったゲストひとりひとりに、「持ってますか?」って聞いてまわるしか方法はありません。
中に入っている金額も人によって違いますよね。受付チェック表に金額の印が入っているだけでは、不十分です。受付に1つポチ袋が余った!とどなたかに渡し忘れることもよくあります。その時にどなたに渡さなかったのか、パッと見て分かればすぐに対応できます。受付の方のプレッシャーが半減されますよ。そのための、私からのアドバイス!
✓お車代を入れる祝儀袋(ポチ袋)には、直接ゲストのお名前を書く。それが出来なければ、お名前を書いた付箋をしっかりと貼る。
✓お車代の並びと受付チェック表の並びを五十音順にそろえておく。
通常、祝儀袋(ポチ袋)には、水引の下に送り主の名前を書きますが、お渡しするゲストの名前は書きません。しかし、あえて私はポチ袋の上の隅に直接書くことをアドバイスします。特に、県外ゲストが多く、お車代をたくさん用意される方は特にです。受付担当を経験したことがある方ならイメージできると思いますが、お車代をお渡しするのって、間違えていないかな?後ろの人を待たせてるかな?ってすごく緊張するんです。そんな時にポチ袋にお名前が書いてあれば、たとえ間違えたとしても、後で対応が可能ですね。もし、渡しそびれていても、受付に残ったポチ袋の名前を見れば、どなたのかがすぐに分かります。直接お名前を書きたくない場合は、はがれにくい(これ大事!)付箋にお名前を書いて、貼っておきましょう。受付の方は、お渡しするその時に付箋をはがします。そして、受付チェックリストは五十音順に作成して、お車代もお名前の五十音順に並べておきましょう。出来るだけ受付がスムーズにいくように配慮することも大切です。
以上、3つのポイントでした。もう準備をはじめているご新郎ご新婦も、これから式場探しをするプレ花嫁さんたちも、ぜひ参考にしてください。良い結婚式を!!