新型コロナウイルスの感染拡大は、多くのご新郎・新婦に結婚式の開催延期・中止を迫り、心を痛めたおふたりも多かったことと思います。
ウエディング業界においても、今回は事情が事情だったため、多くの式場が「緊急事態宣言」の前後の延期についても、条件付きで(〇月〇日までに実施、日程変更は1回まで、など)実費以外は支払いを求めない、など特別対応をしたと聞いています。
実はそういったこと以外にも、ウエディング業界で新しいサービスが誕生したり、コロナ時代の結婚式ガイドラインが発表されたり、さまざまな動きがあります。今日は、これから結婚式を迎える方、結婚式を検討する方向けに、様々なお役立ち情報をまとめて発信したいと思います。
目次
これから結婚式を行う方へ「新型コロナウイルス感染拡大における結婚式ガイドライン」
まずは、フリーウエディングプランナーチーム「SUEHIRO」が発表した「新型コロナウイルス感染拡大による結婚式ガイドライン」です。
緊急事態宣言が出されているエリア・期間の結婚式に関しては、ほとんどの結婚式が延期・中止となっていますが、事情があって結婚式決行を決めた方もいらっしゃりますし、緊急事態宣言が出さていないエリアやその対象期間外に関しては、まだまだ結婚式を考えているおふたりも多いはずです。
そんなおふたりのために、日本感染症学会や厚生労働省の発表をもとに作成したガイドラインだそうです。
ここには1ページ目だけお借りしてきたものを掲載しますが、全部で4ページありますので、ぜひ下記リンクから全ページ見てみて下さい。
結婚式が延期・中止になってしまったおふたりへ「プレゼント企画」
現在、さまざまな企業が、新型コロナウイルスで結婚式が延期・中止になってしまったおふたりを少しでも元気づけようと、多くの「プレゼント企画」がリリースされています。
私が見つけたものだけでも、
✅ウエディングドレス
✅ブーケ
✅招待状
✅ウェルカムボード
✅プロフィールムービー
などがありました。
それぞれの取り扱い企業さんが厚意で行っている企画です。
Instagramで「#結婚式延期」「#コロナ結婚式」等のタグが付けられて紹介されている場合が多いですので、該当する方は応募してみても良いと思います!
結婚式が延期・中止になってしまったおふたりへ 新しいウエディングスタイル「ズムパ」
株式会社maricuruが、新型コロナウイルスにより結婚式の延期・キャンセルを行ったカップルに向けに、オンラインビデオチャット「Zoom」を使ったオンライン結婚式・パーティのプロデュースブランドを開発したそうです。
その名も「ズムパ」!
プロのプランナーがオンラインでプロデュースを行い、当日まで迎えるというもので、対象のカップルに無償にて提供されるそうです。
Zoomを使えば、ゲストは全世界どこからでも結婚式に参加していただくことできますし、オンライン乾杯やインタビュー、ゲームなど新たな楽しみ、盛り上がりが出来そうですね!
こういった「オンライン結婚式」は新型コロナウイルスがおさまってからも、選択肢の1つとして残っていくウエディングの新しいカタチなのかな、と思います。ご興味のある方はぜひ、上記リンクから見てみてくださいね!
これから結婚式場を検討する方へ 新たな時代の式場選びのポイント
緊急事態宣言が出ているか、出ていないか、の差は各エリアでありますが、基本的に日本全国で外出の自粛が要請されています。
そんな中でも、結婚式場探しを検討しているおふたりももちろんいるはずです。
そんな時のポイントについて、これは私からお話します。
これまでの見学方法と問題点
これまでの結婚式場選びの流れのスタンダードは、
①【web・SNSにて事前に情報収集&候補式場の決定】あるいは【式場相談カウンターに足を運び情報収集&候補式場の決定】
▼
②式場にブライダルフェア予約をし、足を運び、その日に会場見学・見積もり説明・空き状況の確認・場合によっては試食を行う
▼
③即日契約、もしくは、仮予約をした後に本契約
といった流れだったと思います。
この流れに沿った式場選びは、現在オススメできません。
【オススメできない理由①】
式場に向かう際、公共交通機関を利用する際のリスク
【オススメできない理由②】
フェアが開催されている式場・ホテルに行けば、接触する人の数・リスクともに必ず増える
【オススメできない理由③】
フェアは、当日成約をしてほしい!という式場を中心に、長時間拘束されることも多い
【オススメできない理由④】
試食をする場合、プランナー以外にサービススタッフとも接する機会が出来、他のカップルと至近距離で食事をすることもある
ではこれらを回避するために、どのようなことにポイントをおいて、式場選びをいたら良いのでしょうか。
ポイント1:オンライン接客
現在、緊急事態宣言の対象エリア・期間のブライダルフェアに関して言えば、来館を伴うフェアの多くは見合わされています。
(逆に、該当エリア・期間であっても、お構いなしに、限定特典等を付け来館を伴うフェアを開催している式場には、注意が必要かもしれません)
そこで多くの式場が「オンライン相談会」や「自宅でOK」「ビデオ通話相談会」といったフェア開催に切り替えています。
※もちろん、式場相談カウンターについても、オンラインに切り替えているところがほとんどです。
具体的な方法は式場ごとに違っており、「電話」「LINE」「Zoom」や式場独自のシステムを使っているところなど様々です。
「オンラインってどうなんだろう」「ちょっと躊躇う」という方もいらっしゃるかもしれませんが、一度やってみると、「リアルとあまり大差ない」と感じるかもしれません。(実際私もそうでした!)
特に「Zoom」などでプランナーさんの顔が見ながら話すことができれば、安心感はグンと増しますし、見積もりに関しても、画面上で資料の共有ができるので、プランナーさんとおふたりとで同じ見積もりを見ながら、話をすることもできます。
こういったオンライン接客を受け、その後、状況が落ち着いたら、短時間で施設を見学に行く、という流れが今は安心ではないでしょうか。
ポイント2:式場ごとの規約
新型コロナウイルスによる延期・キャンセル費用の負担については、ニュースなどでも取り上げられています。
多くの式場が事態を考慮し、契約時の規約(約款)を度返しした、柔軟な対応に努めている一方で、残念なことに、驚くほどの費用を請求されてしまったケースもあるようです。
こういったことを考慮すると、収束する目途が不透明である今、新郎新婦は、式場との「約束事」=「約款」を必ず確認することが必要で、そして、より親切な式場に契約をすることをオススメします。
通常は、日程が近づくにつれ、延期料・キャンセル料ともに高額になりますが、昨今の事態を考慮し、新型コロナウイルスの未収束を利用とする日程変更は、「実費負担のみ」もしくは「キャンセル相当額を全て挙式実施時に充当」といった対応をしてくれる式場も多くあります。
こういった対応をしてくれる式場なのかどうかは、式場に「規約」を確認することで分かりますし、さらにSNSで、【ハッシュタグ〇〇(式場名)】で検索すれば、先輩花嫁さんたちが今回の新型コロナウイルスにおいて、式場にどんな対応をされたか、投稿を見つけることができるでしょう。そうした情報も確認した上で、親切な式場と契約できることが一番かと思います。
まとめ
あたたかな陽ざしの中、結婚式を迎えるはずだったふたりは沢山いて、今も入籍をして結婚式を考えているふたりもいて、業界には、会社や社員は守らなければならないけれども、必死でお客様に寄り添おうと活動しているプロたちがいて。
今日は少しでも、そういった双方をつなぐ役割をこのブログが担えたら、と思い記事にしてみました。
式場探しや、式場決定後のお悩み相談を仕事とする私には、何かモノを提供することはできませんが、今自分でできる情報発信が、誰かの役に立てるように願いをこめて。