「当日成約」って何?
「当日成約」とは、見学をした(ブライダルフェアに参加した)その日に正式な申込みをすることです。
「結婚式」は安くない買い物。
見に行ったその日に契約するなんて…と思うかもしれませんが、
素晴らしいチャペルを見て、豪華な試食など非日常の体験をして、
さらに「今日この場でお申し込みをしてくれたら〇〇万円割引します!」という、
「当日成約割引」があったらどうでしょうか?
式場側とすると、他の会場を見に行かれたら、そちらに決められてしまう可能性もあるから、
今日ココで申し込んでほしい。
だから、そうした特典を用意している式場がほとんどです。
「当日成約」のトラブル
新郎新婦は、
「この条件は捨てがたい」
「でも他も見てみたい」
という板挟みで冷静に考えることができなくなってしまうことも。
また、そうした結果、迷って、疲れて、何時間も拘束されて、
契約してしまうパターンも。
でもよく考えてみると
「今日契約すれば〇万円割引します」
「明日では適用できません」
「手付金は今日」
「手付金はいかなる場合も返金できない」
って、ちょっと怪しいですよね。
でも不安や迷いがあっても、1日も考える余地を与えてくれない式場で、
安心して結婚式の準備ができるでしょうか?
「当日成約」の時の注意
まずは当日成約特典・割引に振り回されず、
慎重に納得して成約することをオススメします。
(出来れば、ほとんどの式場で存在する「仮予約」をして、自宅で頭をクールダウンして考えたり、
家族や友人に話をしてみたりして、冷静に判断したほうが良いです)
また「当日成約」を推し進めてくる式場は、
最終的な支払額が、初期見積もりとはかけ離れた額なることも多く、
結局は当日成約の割引額以上のアップグレードや追加注文に至る場合も多いんです。
それでも、ここしかない!という結論になった場合は、
「婚礼規約」をしっかり確認したのちに契約書にサインをしてください。
例えば、明日キャンセルしたい、と思った時、キャンセル料はかかるのかといった「キャンセルポリシー」とか、
細かい「持込に関するルール」「結婚式総額の支払い期日、支払い方法」「不慮なことが起きた際の対応(天災など)」
などもチェックが必須です。
「結婚式」っていう買い物はとっても難しい
理由その1:
結婚式当日の内容がほとんど決められていない段階で、まずは“契約”をしなくてはならないから。
人生で3つの大きな買い物と言うと「家」「保険」「結婚式」なんて言われることもあります。
でも「家」も「保険」も契約するときに、きちんと金額も内容も決まっていますが、結婚式は決まっていません。
また「家」も「保険」も取り扱うには、難しく厳しい資格を取得しなければなりませんが、
「ウエディングプランナー」は持っていないと販売できない資格はありません。
(熱い想いをもって取り組んでくれるプランナーさんがほとんどですが、イヤな言い方を敢えてするとすれば、明日から誰でもウエディングプランナーを名乗れます。)
理由その2:
「新郎」と「新婦」の価値観や意思の統一が、まだまだ出来ていない段階で検討をすすめているおふたりも多くいるから。
おふたりそれぞれ違った価値観をもっていて当然であり、それをすり合わせていくことが結婚式の準備期間でもあります。
理由その3:
費用を払うのは新郎新婦ですが、その結婚式を評価するのはゲストだから。
まとめ
読んでいて、恐ろしく思った方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
ただ、全ての式場がそうだ、という訳ではありませんので、ご安心くださいね。
皆さんが素敵な式場と出会い、安心して結婚式の準備、本番が迎えられますように!
式場の見学にふらっと行く前に、第3者に話をしてみることも良いですよ。↓↓↓